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近畿地区高等学校総合学科教育研究大会に参加しました。

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 台風27号の影響で今日は雨模様の一日でした。1,2年生は秋の遠足日で心配しましたが、ホームページの「NOW」に各地から遠足の楽しそうな様子がアップされてくるのを見て、安心しました。
 私は朝から第15回近畿地区高等学校総合学科教育研究大会(和歌山大会)に参加してきました。会場は有田川町にある「きびどーむ」です。黒川紀章さんデザインの建物でとても斬新でおしゃれな建造物でした。
 和歌山県には4校の総合学科高校がありますが、今日はそれぞれの生徒が各校の活動をわかりやすく紹介するとともに、会場の外ではポスターセッション形式で詳しく解説してくれました。各校とも意欲的な活動をおられますが、特に地域と密着した取り組みの素晴らしさに感動しました。加えて、有田中央高校の「学びを通じて夢や希望を抱かせる総合学科教育システム」と題した教員発表は生徒の意欲と力を引き出す総合学科教育の可能性を示す、とても緻密で丁寧な取り組みで、大変参考になりました。また、記念講演では「キャリア教育のトップランナーとして総合学科に期待すること」と題して前の国立教育政策研究所総括研究官で、現在筑波大学教授の藤田晃之さんが、今年で設置20年目を迎える総合学科高校の原点とその成果、そしてこれからの使命についてお話下さいました。単に進学させる、就職させるだけでなく、生涯にわたって職業等を通じて社会に貢献し、学ぶ態度を育成する基礎を高校時代に醸成するという総合学科のスクールミッションを参加者全員で確認するとても有意義な研究大会となりました。
 今年度の大会を開催してくださいました和歌山県の総合学科高校の皆さんに心から感謝申し上げます。