第三回「国語土曜塾」開催について
(実践報告と情報交換・講演のご案内)
本校では、開かれた学校をめざして本校の教育力を「今宮教養講座」として多様な学びの機会を提供しているところです。このたび、大阪府高等学校国語研究会と連携して、「今宮教養講座」のひとつとして学校教員を対象とした第三回「国語土曜塾」を下記の要領で開催いたします。校務ご多用の折とは存じますが、貴校の先生方にご紹介頂きますようご配慮の程よろしくお願い申しあげます。
■日時 平成31年1月26日(土) 14:00~17:00
■場所 大阪府立今宮高等学校 会議室 (本館2F)
〒556-0013 大阪市浪速区戎本町2-7-39 電話06-6641-2612
(JR・南海新今宮駅、地下鉄大国町駅から300㍍)
■時程・内容
13:40~14:00 受 付
14:00~14:10 開会 概要説明 小山秀樹(大阪府指導教諭・今宮高校)
司会進行 伊藤光史(門真西高校教諭)
14:10~15:20 <実践報告・意見交換>
【実践報告Ⅰ】 「素直に書いてもらうために」 中尾優作(北野高校教諭 教職経験2年)
入試の採点で作文を見た時の衝撃たるや・・・。自分の言葉ではなく、どこで覚えたのか、借り物の表現を無理矢理使って書いているためか、読むのもうんざりするようなものばかり。そういう受験で凝り固まった頭をほぐし、子どもたちが自分の言葉で、素直に書くことができるように、エッセイ、物語、意見文など・・・、たくさん書かせてみています。悩めることも多々あります。ご指導お願いいたします。
【実践報告Ⅱ】 「生徒が前向きになれる授業を目指して」
甲田菜津美(布施北高等学校 教職経験2年)
生徒から発信されるどんな些細な発言も受け止め、授業内容につなげていくことを心がけながら、日々実践しています。学ぶことに対して消極的な生徒たちを、どうすればエンパワメントできるか苦悩する毎日です。特別枠校でもある本校の国語教育と日本語教育を絡めながらお話しできればと思います。
15:30~16:40 <講 演> 「引き寄せる古典―年間1位に選ばれた曽根崎心中―」
永田 里美(明星(めいせい)大学教育学部准教授)
大阪府の進学校と進路多様校での教員経験を踏まえ、授業作りで大切にしてきたことを述べます。知識の押し付けでない古典の授業を作るには、どうしたらよいか?その悩みと試行錯誤の末に得られた手応え―「曽根崎心中」の実践―について報告をします。また次代に求められる古典教育についても触れたいと思います。日々の授業作りに悩んでおられる若い先生方のヒントになれば幸いです。
16:40~17:00 交流・情報交換
ご参加いただいたみなさんの交流と意見交換を通して、実践報告と講演からの学びを確実なものにできればと考えます。また、少しでも役立つコツや気づきを仕入れていただき、日頃の授業に生かすことのできるものを持って帰っていただければと考えています。
■講師紹介
永田 里美(ながた さとみ)
明星(めいせい)大学教育学部准教授。大阪府立大手前高等学校、大阪府立西寝屋川高等学校、大阪府教育センター等を経て現職。府立高校の教員時代は大阪府高等学校国語研究会の理事を務める。現在は国語科教員の養成コースに所属し、また高等学校教科書編集委員として、これからの国語科教育のあり方を思索している。著書『現場ですぐに使えるアクティブラーニング実践』(共著,産業能率大学出版部,2015年)、『文学が育てる言葉の力』(共著,金子書房,2014年)、「ことわざ・慣用句―コミュニケーション今昔―」(単著,『教育PRO』47~48,2017年2月~2018年3月)等。
●懇親会案内
土曜塾終了後、懇親会(費用実費)を開きます。国語の指導力向上は、ともに学びあう仲間づくりから始まります。特に若手の先生方、ふるってご参加ください。参加ご希望の方は、申し込み欄に○印をおつけください。
■お申込み方法 下のFAX用紙をご利用ください。(今宮高校HPからも申し込めます。) (実践報告のみ、講演のみの参加も可能です。その旨を備考欄にご記入ください。)
■お問い合わせ 大阪府立今宮高等学校 TEL 06-6641-2612 中嶋義博